人に何か頼むとき「〇〇をやって」とか「〇〇を頼みたいんだけど、お願いできる?」と尋ねる人も多いかと思います
頼まれた側は「できなくはないから断らない」や「断ったら相手に悪いから引き受ける」とか結構あると思います
よく「頼まれ事は、試され事」なんて言われます
「自分にできない事ならば、そもそも相手は頼んでこない」と考え「やります」と即答してどんどん引き受けていこうという、中村文昭氏の講演会でよく聞くやつです
これはこれで素晴らしい考え方の一つだと思います
これが素直に出来る人は尊敬します
でも僕にはもっと素敵だなと思う考え方があります
スウェーデンでは、人に何か頼むとき「〇〇を頼みたいんだけど、やりたい?」と聞くんだそうです
頼まれた側も「やりたい」「やりたくない」で答える
しかも頼んだ側は、もし「やりたくない」と断られてもなんとも思わないんだそうです
「できる?できない?」ではなく「やりたい?やりたくない?」で尋ねる
個人の意思を尊重しているのか?平等を大切にする国だからなのか?
家庭でも職場でも、そういうやり取りが国民に根付いているらしいです
これの良いところは、人にものを頼まれたとしても自分が主体となっているところです
引き受けた側は「やりたい」と思ってやるので「やらなければならない」という苦痛系の脳の使い方をしなくていい
むしろ自分が「やりたい」ことをやるので、報酬系の脳の使い方をしている
脳の使い方的にも、ものすごーく良い
心身の元気度も健康度も幸福感も、当然違います
ただし、そのためには「いま何が欲しいのか」「自分は何がしたいのか?」「どう生きたいのか」
そういうのを日頃から自分自身がちゃんと持っていないと大変かもしれません
それが求められるので、このスウェーデン人の頼み方が好きなのです
でも日本人はそういうのが特に苦手
行動の中に「他人はどうしているか?」「世間からどう見られているか?」「とりあえず周りに合わせる」「人には面倒をかけない」といった意識がつねに根付いているからです
学校教育のせいだけではないと思いますが、自分の感性や解釈を磨いて独自の行動意識を養うのが苦手な国民性
でもそれは、特に昨今のコロナ騒動みたいな世の中の時ほど脱却が必要だとすごく感じます
全体主義へも一直線になってしまいます
「他人からどういう印象を持たれていようが、自分には関係ない」というスタンスを貫く人が世界最強なのですが
せめて「いま自分が何を求めているのか?」をちゃんと見つめて、自分には嘘をつかないように生きていきたいですね
こいつみたいに
5/30(日)は駒込で施術会をやります
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