『動物の時間から人間の寿命を考える』という話から引用すると
哺乳類は一生の間に心臓が15億回脈打つという寿命説があります
ハツカネズミでいえば2〜4年
インド象でいえば70年
人間でいえば35〜40年あたりだそうです(諸説あります)
心周期は身体の大きさにより異なり、生物はそれぞれに「生物的時間」を持っています
自然と共に直感的に生きていた縄文人の寿命は30歳くらいだったらしいです
戦国時代や江戸時代の平均は50歳だったらしい
現代人の平均寿命は70〜80歳くらい
それが良いか悪いかは別として、いろいろと考えさせられますね
「生物的な時間の速さ」と「エネルギー消費量」は比例すると言われます
例えば、子供にとっての一日と大人や老人にとっての一日に体感時間の差を感じるのはそのため
子供は活動量が多いので出来ることも多くて、一日の時間も長く感じる
大人や老人はその逆
人間は、やはり35〜40歳に一つのボーダーラインがあるように思います
体力が低下し始めた、素早い動きをしなくなってきた
食べれるけど消化が悪くなってきた、飲み会でオールするとか無理になってきた
何もしない休みが欲しくなってきた、性欲が低下してきた
大きな病気をはじめて経験した、などなど
30才を過ぎてから全力ダッシュとかも滅多にしなくないですか?
たぶんそれは自然な事です
老いがあるから、次の世代に引き継がれ、生命の回転が起こっています
スポーツ選手の現役が昔より長くなったと言っても、引退もそのあたりが多い
妊娠、出産でも35歳からはリスクが高くなる高齢出産
そもそも現代人の70代とか80代が平均寿命というのは、長すぎて不自然なのかなとも思うわけです
つまり心臓が15億回鼓動した頃からは先は、生物の本能的な役割からは外され、生物的な時間でいえばボーナスステージ
ボーナスステージをどう生きるかは、その人の自由ですが
そう考えると
カラダのケアや自己管理の必要性が増すのは、35〜40歳くらいから
(別に10代や20代なら不必要というわけではなく)
実際、お客さんの比率も35〜40歳より上の方のほうが多いです
人のカラダをチェックする仕事をしているので、やはり日頃からケアや自己管理をしていない人からは「カラダの内側も外側も劣化が早いな」という印象を感じます
現代人は「カラダの生物的な時間」と「社会生活の中での時間」の間でさまざまなギャップを感じて生きています
だから動物と違い、人間には整体やセラピーやヒーリングのようなケアは必要なのだと思います
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