あなたは、その火をどう消しますか?
- MakoRock
- 2017年9月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年5月10日

あなたの目の前で、ほったらかしにしていた台所のフライパンから、火が出てモクモクと煙が上がっています
火災報知器もうるさく鳴っています
もしこのまま放っておいたら、火が大きくなって自分では手がつけられなくなり、火事になることでしょう
あなたならどうしますか?
まずは誰だって火を消そうと、咄嗟に初期消火を試みるはずです
それで鎮火すれば「ホッ」とするし、火事にもならずに済みます
その後で、うるさく鳴っていた火災報知器も落ち着いて止められます
その時にまさか「火災報知器を止めれば、火が消える」なんて思う人はいないと思います
火災報知器はお知らせ(サイン)ですからね
実はこれは、不調がある人に当てはめて欲しい考え方です
火は「不調」、火災報知器は「症状や痛み」です
なかなか改善しない人、なかなか治らない人、繰り返す人にありがちなのは
「火災報知器(症状や痛み)を止めて、火(不調)を消そうとする思考の人」です
意外にも、こういう人は本当に多いです
「火を消したいから、火災報知器を止めてくれ」では、静かにはなっても火は燃え続けます
そして、サインというからには必ず理由があります
それは「自分を見つめ直して欲しい」というカラダからの警告です
なのでそれにきちんと向き合わなければ、カラダからはどんどん強いサイン(症状や痛み、なんなら病気)へ変わっていきます
じゃあ、その火の種はどこにあるんでしょうか?
それは自分の心の中、心理的、思考的な部分にあります
高等動物であるほど、心と体はやはり繋がっていて、心の様相が身体に現れています
一般的によく言われる「解剖生理学的な原因の説明」は全て、身体のみにフォーカスした「機序」であって、根本原因とは言えません
例えば、ギックリ腰の原因が「〇〇筋という筋肉を痛めたからだ」とか「〇〇に歪みがあったからだ」と原因は言ってくれますが
腰が悪い人なんていくらでもいるのに、そもそもなぜ「わざわざ自分が」そうならなければならなかったのか?
という理由は、そこにはありません
何かをクリアにするためには、自分自身を見つめ直して、自分自身で処置することが求められます
そのため必要なのは、まずは自分が「本来の自分」を知ることです
そもそも「自分のことは、自分が一番よく分かっている」と本当に言える人なんて、じつは思いのほか少ない
もし何かで悩み続けているなら、まずは「火災報知器を止めて、火を消した気でいる事」から卒業しましょう