スポーツ(競技)をされている方も来られます
例えば、野球、ゴルフ、ダンス、ウエイト、格闘技、など

一見健康そうですが、いざ検査してみるとそうでもない
どこかに制限が掛かってたり、故障してたり、カラダが「しんどい」と言ってたり
まあ、だから来られるんでしょうけど、本人が無自覚な場合もあります
これは子供でも大人でも一緒
でも、スポーツ(競技)をやってるのに健康じゃないの?って話ですよね
はたしてスポーツ(競技)は体に悪いんでしょうか?
半分は、そうだと思います
なぜなら、スポーツだからです
「スポーツ(競技)」と「運動」は少し違います

運動は身体に良いです
というか身体に良いことをするのが運動です
しかしそれを、スポーツ(競技)にすると事情が変わります
特定のスポーツに特化した身体になっていくことは、競技パフォーマンスの向上につながります
しかしそれは「動物としての自分」にとっては、実は余計な行為とも言えます
自然界の動物に「スポーツが必要」という概念は存在しません
重要なのは、その動物として「生きやすいか、どうか」ですから
どのスポーツ(競技)でも「故障」という言葉はよく聞きます
例えば、野球の選手が肩や肘に問題が出てたり
お相撲さんも、昔よりも大型化(2016年の平均体重は過去最高の164.3kg)し、怪我や故障で休場する力士も増えたり
ボディビルダーは、大会前には不健康なほどギリギリまで体脂肪率をも落とし、低血糖にもなります
女子選手にいたっては、体脂肪を落としすぎれば無月経になってしまったり
競輪選手は、歩いたり走ったりに使う筋肉とは逆の筋肉ばかりが自転車では鍛えられてアンバランスになってしまうので、わざわざそうならないためのトレーニングもやっていたりします
そのスポーツ(競技)に必要な特定の動きや構造や環境に適応すればするほど、何かと引き換えに競技パフォーマンスを手にしている部分は否定できないのです
じゃあなんで、そんなことまでするのか?
その理由は「勝つため」です
運動とスポーツの大きな違いは「勝敗」が重要かどうかです
「勝敗」のためにはある程度の犠牲はつきものです
なので、そのスポーツ(競技)に対して「自分はどこまで捧げることができるのか?」
そんな自分に対して「どんなケアが必要なのか?」
ちゃんと考えないといけないと思います
例えば、同じスポーツ(競技)をやっているからといって、みんなが同じケアを選択する必要もないわけです
カラダの能力を最大限に発揮というコンセプトもその一つの選択肢として考えてもらえたら良いですね