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競技?芸術?(ひとりごと)


先日、ラグビー日本代表が素晴らしい試合をして、ついにW杯でベスト8入りを果たしましたね

ここ何年間かスポーツを観た中で、一番の興奮と感動でした

ラグビーを見始めた8年前のW杯では、ティア1の国と渡り合えるなんてとても考えられなかったので、本当に強くなった日本チームを誇らしく思います

暗黒の時代を経て、再びラグビー人気が上昇すること、たぶん間違いなしです


ところでスポーツって、競い合っていれば全て競技なんでしょうか?

そうとも言えない気がしています

スポーツは2種類あると勝手に思っています

ひとつは「競技スポーツ」

得点を競う(野球・サッカーとか)

記録を競う(陸上・水泳とか)

相手を倒す(ボクシング・格闘技とか)

ルールを知らないと理解できないこともありますが、その経験者でなくても大人から子供まで誰にでも勝敗が分かりやすく、結果にも客観性があります

もうひとつは「芸術スポーツ」

審査員が評価(体操・フィギュアスケート・ボディビルとか)

ただ、人が人を評価するときは「主観が入らない」ということはありえないので、結果の根拠を示す客観性も低くなりがちです


圧倒的な差がない限りその経験者でないと勝敗も分かりづらいです

けれどルールを知らなくても、観ているだけで魅了されたり、感性が刺激されたりするのが素晴らしいところです


そんな中、社交ダンスにも競技ダンスという分野があります

ただ、名前には「競技」と付いてますがその中身は「芸術スポーツ」

大会では一度に多くのペアが踊っている中から、審査員たちが良いと思うペアを主観でチェックして順位を決めていくシステムです

で、これが面白いことにボディビルの大会システムとまったく同じだったりしますw

ちなみにボディビル大会は、筋肉に詳しくない人からみれば順位の違いも結果の根拠もよく分からないので、たぶん「みんなムキムキで凄い」しか分かりません


競技ダンスも知らない人から見たら、そんな感じなのかもしれません

そもそも「芸術」に順位をつけること自体がナンセンスなんですがね

ところで、競技ダンスの人口は全国的に減っているらしいです

(競技ダンスのHPから抜粋)


競技とは関係ない社交ダンスの古き良きダンスホールにしても、利用者の高齢化に伴い、いまや絶滅危惧

思うんですが、競技よりも例えばボーリングやカラオケみたいに若年層のライト層が単純に楽しめる環境を増やすことが、日本の社交ダンスの存続には求められていると感じます


どの業界も、それを支えているライト層が多ければ多いほどメジャーなスポーツになるわけです


自分が歳をとったときにも存続している楽しい娯楽であってほしいものです

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